国民健康保険料 払えずに困っている上に、追い討ちで制裁措置
大阪市から国民健康保険証の更新ついてのお知らせが到着
■2006/10/18
大阪市は今年度から国民健康保険料の計算方法を変更し、保険料のうち所得から計算する「所得割」を、市府民税を基に決めていましたが、今年度からは所得総額の基準だけ(家族構成等関係なし)で決めるようになりました。今まで市府民税がかからなかった高齢者世帯等でも、今年からこの「所得割計算」になり、収入が変わっていないのに国保料が昨年の3倍・4倍になったという問題も出てきています。大阪市の都合で払えない保険料にされて毎日の生活が苦しいのに、その上「全額納めろ」では本当に生活できません!
大阪市では「高すぎて国保料を払えない」世帯が4件に1件と激増していますが、こうした滞納世帯から保険証取り上げ、医療を受ける権利を奪うという、社会保障としての国保にあるまじき行政を行なっています。大阪以外でも保険証がなくて病院に行くことができずに命を落としてしまうという痛ましい事件も起きています。「保険証がなくて病院に行けない」という切実な声に、福島民商では困難な生活実態を話し保険証を受け取るようにするなど成果をつくっています。
大阪市の国民健康保険証の有効期間は通常1年間で、期間は11月1日より翌年10月31日までですが、通常保険証は10月13日に郵送されましたが、国民健康保険料の支払が滞納している世帯には、制裁措置として大阪市は『有効期間3ヶ月の短期保険証』(またはいったん医療費の全額負担が必要な資格証明書)を発行しています。
短期保検証の世帯は区役所の国保係の窓口に保険証が留め置かれ、更新される保険証は旧保険証との交換となり、保険証交換と保険料請求の案内のみが郵送され、多くの大阪市民に不安が広がっています。また保険証交換の際には区役所の国保管理係担当者より、滞納している国民健康保険料の支払を求められます。
『短期保険証』は、7月4日(火)に行われた福島区役所国保課との国民健康保険料支払い相談会の中で、「保険証は同じで、窓口負担も一緒です」という区役所側の回答に対し、保険証を持参する必要がある修学旅行や林間学校時に子供同士が保険証を見せ合うなど、「子どもの心を傷つけ、教育上問題がある」との指摘があり、さらに「子どもの修学旅行に短期保険証を持っていかせるわけにはいかず、相当無理をして滞納した保険料を支払い、正規の保険証に戻した。こんなに上がったらまた払えなくなる」と悲痛な声もあがっています。
福島民商では今後も国民健康保険料の相談を全区民的にすすめ、保険料の支払いで、ひとりで悩んでいる方といっしょになって、この問題を解決していこうと考えています。

